オハヨー乳業は、これまで、牛乳の価値を伝えるさまざまな活動を行っており、今年からは、地元の小学校で牛乳について学習していただく出張授業を行っています。今回、岡山市北区の津高公民館で岡山市教育委員会が主催するスクールランチセミナーに協力し、初めて保護者を交えたセミナーを開催しました。

8月1日に開催されたこのセミナーは「地産地消で元気に大きく」をテーマに、児童生徒と保護者がいっしょに楽しく体験を通して、食への関心を深めることを目的としています。参加した約15組の親子は最初にオハヨー社員が編集した「牛乳ができるまで」のビデオを視聴。その後、4つあるコーナーを順番にまわって、10分間ずつ体験、3コーナーをオハヨー乳業の社員が担当し、それぞれ工夫を凝らして準備した内容で子どもたちに興味をもってもらうよう説明しました。

実物大の牛の模型を使った搾乳コーナーでは、最初はゴム製の疑似乳頭に慎重な面持ちで手を出していた子供が、体験するうちに楽しそうな表情に変わっていくのが印象的でした。さらに乳酸菌を説明するコーナーでは、実際に顕微鏡をのぞいて菌を観察。子どもたちも保護者の皆さんも食い入るように見ていました。

閉会式では、全員に「牛乳博士」の証書とオハヨー乳業からの記念品が贈られました。今回、牛乳・乳製品のことを勉強して、大切さを理解し、牛乳をもっと飲もうという気持ちになってくれたと思います。実施後のアンケートの中には「夏休みの自由研究にしたい」という意見が多く見られました。セミナー担当の先生からは「オハヨーさんの子どもと保護者に対する誠意が感じられた」「子どもへの接し方、話し方が良かった」「今回の体験は子どもたちにとって、有意義なものになったと思う」と、コメントいただきました。

参加した社員からは「参加して、子どもたちが楽しそうに搾乳体験したり、講義を聞いたりする場面を見て、この活動はとてもいいことだと感じた。今後も参加して、牛乳の大切さを子どもたちに伝えていきたいと思います」との感想がありました。このような出張授業には、部門間を越えて、さまざまな部署の社員が参加しています。そして食育活動を自分事として取り組み、一つのことをやり遂げようとしています。

おいしい商品をつくり、届けるだけでなく、牛乳などの素材の価値、そして生産者の思いを多くの方々に伝えることは、私たち乳業メーカーの重要な役割です。特に成長期を迎える子どもたちには身体をつくる栄養面からも、今後の食文化を支える担い手としても、その魅力や特長をもっと知ってもらいたいと思います。そして「牛乳消費の低迷」や「児童の食に関する知識不足」を解消できるよう、これからも活動していきます。

オハヨー乳業
品質保証部
山本耕司

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